英国のリズム&ブルース
アニマルズ、ヤードバーズ他
ブルース今回は全米1位ヒット曲を持つ「アニマルズ」、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジを輩出した「ヤードバーズ」、そして“ブリティッシュ・ブルース”の父アレクシス・コーナー率いた「ブルース・インコーポレイテッド」など60年代「英国のリズム&ブルース」を特集。
アニマルズ(The Animals)は、イギリスのロックバンドである。ジャンルはブルースロック、R&B、ブルース、ロックである。60年代後半にアメリカに渡ってからは、サイケデリック・ロックの作品も残した。1960年代半ば、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フー、キンクスなどと共に人気を博した。アメリカでは、いわゆるブリティッシュ・インベイジョン[1]の代表格の一組とされている。アメリカのブルースに根ざした作風が特徴的で、ロックシーンにも多大な影響をもたらしたバンドである。
ボーカルのエリック・バードンが「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第57位にランクインしている[2]。
キャリア[編集]
1963年、イギリスのニューカッスル・アポン・タインでエリック・バードン(ボーカル)、アラン・プライス(オルガン、ピアノ)、ヒルトン・ヴァレンタイン(ギター)、チャス・チャンドラー(ベース)、ジョン・スティール(ドラム)の5人で結成。バンド名はグラハム・ボンド・オーガニゼーションのグラハム・ボンドが命名[3]。ライブがあまりにもワイルドだったため、観客から「Animal!」という声が多くかかったことから、メンバー自ら名乗るようになったという由来が語られたことがあるが、2013年のインタビューでエリック・バードンが否定している。
音楽性はブルース色が非常に強く、ジョン・リー・フッカーの「Boom Boom」などをコピーしている。対照的に、シングル曲にはヒットを意識してブリル・ビルディング系の作曲家の作品が多く取り上げられる。
多数のヒット曲の中、「The House Of The Rising Sun(邦題は「朝日のあたる家」)」が最大のヒット曲として知られている。これはアメリカの伝統的なフォーク・ソングを、ブルース的な解釈でカバーしたものである。また、「We Gotta Get out of This Place (邦題は「朝日のない街」)」は、全英2位に輝き、ブルース・スプリングスティーンやボン・ジョヴィなど、多くのアーティストがカバー。ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2011年版)では235位にランクされた[4]。特にブルース・スプリングスティーンはこの曲について、彼の1970年代の曲作りにおいて影響を受けた曲の1つとインタビューで語っている[5]。
同じ時期に活躍していたこともあり、ビートルズとも仲が良かった。チャス・チャンドラーは、ジミ・ヘンドリックスを見出したことでもよく知られている。
1966年に、本拠地をサンフランシスコへ移し「エリック・バードン&ジ・アニマルズ」として再始動し、グレイトフル・デッド、ジェファーソン・エアプレインなどとシスコ・サウンドと呼ばれるようになる。1968年の曲「スカイ・パイロット」は、サイケデリック・ロックの反戦歌と認識されている。この時期のメンバーとして、後のザ・ポリスのギタリスト、アンディ・サマーズが在籍していた。
1968年の来日ツアーは、本来9月の予定がビザ取得が困難だったため11月に延期されている。この際のトラブルとしてよく知られている事件は、日本でのプロモーターは彼らが全く面識のない反社会的勢力だったことである。彼らは、来日の延期で損失した金額として$25,000を要求され、借用書に$25,000の金額を記入させられた。相手は、翌日までにバンドメンバーと共に出国しなければバンドメンバー共々危害を加えると脅した。彼らはツアー用機材を全て残して、直ちに日本を去った。
1975年及び1983年に、オリジナル・メンバーで一時的に再結成した。1994年に、ロックの殿堂入りを果たしている。
ディスコグラフィ[編集]
詳細は「:en:The Animals discography」を参照
アルバム[編集]
- 『ジ・アニマルズ』 - (1964年、US) / (1964年、UK)
- 『ジ・アニマルズ・オン・ツアー』 - (1965年、US)
- 『アニマル・トラックス』 - (1965年、UK) / (1965年、US)
- 『アニマリズムズ』 - (1966年、UK) / (1966年、US)
- 『アニマリズム』 - (1966年、US)
- 『エリック・イズ・ヒア』 - (1967年、US) ※エリック・バードン&ジ・アニマルズ名義
- 『サンフランシスコの夜』 - (1967年) ※エリック・バードン&ジ・アニマルズ名義。旧邦題『ウィンズ・オブ・チェンジ』
- 『野性の若者たち』 - (1968年) ※エリック・バードン&ジ・アニマルズ名義。旧邦題『トウェイン・シャル・ミート』
- 『エヴリー・ワン・オブ・アス』 - (1968年、US) ※エリック・バードン&ジ・アニマルズ名義
- 『愛』 - (1968年) ※エリック・バードン&ジ・アニマルズ名義。旧邦題『ラヴ・イズ』
- 『ビフォー・ウィー・ワー・ソー・ルードリー』 - (1977年)
- 『アーク』 - (1983年)
このページは「Ep10 英国のリズム&ブルース」というタイトルで、1960年代の英国リズム&ブルースシーンについて特集しています。主に以下のバンドについての詳細情報が記載されています:
- アニマルズ:イギリスのブルースロック/R&Bバンド。エリック・バードンをボーカルに持ち、「朝日のあたる家(The House Of The Rising Sun)」などのヒット曲で知られる。ブリティッシュ・インベイジョンの代表格の一つで、1960年代半ばに人気を博した。
- ヤードバーズ:エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジという3人の著名なギタリストを輩出したバンド。後のレッド・ツェッペリン結成の母体となった。ブルースからポップ、サイケデリックまで幅広い音楽性を持ち、ハードロックの基礎を築いた。
この文書には、各バンドの結成経緯、メンバーの変遷、主要なヒット曲、音楽的特徴、そして解散後のメンバーの活動についても詳細に記載されています。また、当時の英国ロックシーンの文化的背景についても触れられています。