History
Artist Story #03

The Rise and Legacy of ABBA

ABBA

ドキュメンタリー概要

スウェーデンの音楽的ルーツ ベニーとビヨルンはそれぞれスウェーデンの伝統音楽やスキッフルに影響を受けた音楽家。マネージャーのスティグ・アンダーソンが二人の作曲の才能を見抜き、国際展開を強く後押しした。フリーダはノルウェー生まれでジャズ・スウィング系の歌手、アグネタはスウェーデンのポップスターとして活躍していた。

ユーロビジョンでの世界デビュー(1974) 「Waterloo」でユーロビジョン・ソングコンテストに優勝。ナポレオンの敗北を恋愛に例えるユニークな発想と、グラムロックから着想した衣装が話題を呼んだ。グループ名はメンバー4人の頭文字から誕生(スウェーデンの缶詰会社と同名だったが海外では無名だったため問題なし)。

黄金期のサウンド確立 「SOS」でスカンジナビア的憂愁を帯びた新サウンドを確立。ジョン・レノン、ピート・タウンゼントらも絶賛。「Mamma Mia」「Fernando」「Dancing Queen」と立て続けにヒット。ロイヤル・アルバート・ホールのチケット申し込みは350万通に達し、オーストラリアでは国民的熱狂を巻き起こした。

二組のカップルと創作の緊張 二組のカップルが同一バンドにいるという構造が注目を集め、関係破綻がリアルタイムで楽曲に反映された。「The Winner Takes It All」はビヨルンがアグネタとの離婚直後に一気に書き上げた曲。「Super Trouper」には大規模ツアーの孤独と疲弊が色濃く滲む。

晩年と遺産 「The Visitors」はデジタル録音を採用した歴史的作品だが、制作環境は離婚後の緊張感に包まれていた。1982年に自然消滅する形で活動休止。推定4億枚の売上でビートルズに次ぐ世界第2位。スウェーデン音楽のみならず、ヨーロッパのポップアーティスト全体へのドア開放という歴史的役割を果たした。

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