History
Artist Story #12

The Legacy of Earth, Wind & Fire

Earth, Wind & Fire

ドキュメンタリー概要

二つの音楽文化の融合 モーリス・ホワイト(1941年メンフィス生まれ)がシカゴに移住し、弟ヴァーダインと合流。モーリスが持つメンフィスのゴスペル魂と、ヴァーダインがシカゴ交響楽団とチェス・レコードの両方でベースを学んだジャズ感覚が融合。フィリップ・ベイリーはデンバー出身でモータウンとジャズの影響を受けた独自のファルセットが武器。モーリスは自身の星座サジタリアス(射手座=火の星座、土と風の要素も含む)からグループ名を発案——水のみ除外。

コロンビア移籍と飛躍(1972〜) ワーナー・ブラザーズ時代はファンクの売り込み方を知られなかったが、クライヴ・デイヴィスがライブを見て即座に引き抜き。3枚目のアルバムからコロンビアへ。アフリカ音楽の楽器カリンバ(親指ピアノ)を取り入れ独自サウンドを確立。

黄金期の到来(1975〜79) 映画「That's the Way of the World」のサントラ盤を先行発売する戦略が的中し全米1位。「Shining Star」も1位となり、黒人アーティスト初の「同時シングル・アルバム1位」を達成しグラミー受賞。ホーンセクション「フェニックス・ホーンズ」を加えてサウンドがさらに拡大。マジシャン(ダグ・ヘニング&若きデヴィッド・カッパーフィールド)が演出したステージは空飛ぶ演者やピラミッドなど超絶エンタメショーとして伝説に。「September」「Boogie Wonderland」「Let's Groove」が次々とヒット。

解散・復活とモーリスの病 1983年に解散後、フィリップ・ベイリーがフィル・コリンズとコラボし「Easy Lover」が大ヒット。1987年に再結成し「System of Survival」が全米1位。実は1987年時点でモーリスはパーキンソン病を診断されており、それがツアー引退の真の理由だった(1999年に公表)。

大統領も愛したバンド ビル・クリントン政権時代にホワイトハウスで演奏し、オバマ大統領就任後の初の音楽ゲストにも選ばれた(「シカゴつながりで他に考えられない」と広報担当)。2000年ロックの殿堂入り。2016年2月、モーリス・ホワイトが74歳で死去。ヒップホップ・R&B・現代ポップすべてにジャンルを超えた影響を与え続けている。

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