The Rise and Legacy of The Carpenters
The Carpenters
ドキュメンタリー概要
兄妹の音楽的目覚め リチャード(1946年生まれ)とカレン(1950年生まれ)はコネチカット州出身で、1963年にLAへ移住。リチャードはピアノと編曲の天才、カレンはドラムで才能を発揮後、歌声の素晴らしさを発見された。カレンが初めて人前で歌ったときの衝撃は「トランペットの子は忘れてくれ、この娘が歌える」と語り継がれる。
A&Mとの契約と大ブレイク(1969〜) デモテープを聴いたハーブ・アルパートがカレンの声に「魅了された」として契約。バート・バカラックの「(They Long to Be) Close to You」が全米1位。続く「We've Only Just Begun」は70年代最大のウェディングソングとなった。カーペンターズのスペルに「The」をつけなかったのは「バッファロー・スプリングフィールドみたいにクールに聞こえるから」というリチャードのこだわり。
70年代の絶頂期 A&M在籍中に6枚連続でプラチナ認定。ベスト盤は全英17週1位という驚異的な記録。既存曲のアレンジを得意とし、「Please Mr. Postman」「Superstar」などのカバーが大ヒット。アルバム「Now & Then」ではラジオDJが60年代ヒット曲を紹介するコンセプトを導入。グラミー賞受賞、カーネギーホール公演、世界的なツアーを展開。
カレンの苦悩と悲劇 リチャードが睡眠薬依存(クアルード)でリハビリに入院する一方、カレンは神経性食欲不振症(拒食症)に苦しんでいた。ニューヨークでソロアルバムを録音するが、リチャードと会社がリリースを拒否——これがカレンに取り返しのつかないほどのダメージを与えた。1983年2月4日、32歳で心臓発作により逝去。
音楽的遺産 通算約1億枚のレコードを売り上げた。カレンの声はビヨンセ、マドンナをはじめ世代を超えた女性歌手たちに影響を与え続けている。拒食症で亡くなった初の著名人として、社会的な認知向上にも貢献した。